2019年度久しぶりに短期のお勤めをして、数千円ですが所得税が引かれたので、確定申告をしました。
そして、以前から気になっていた株取引の源泉徴収ありの特定口座の譲渡所得(利益)と配当金も一緒に申告しました。
結果から言うと、あ~~もっと早くから確定申告しておけば良かった!
それからは毎年確定申告しています!
株取引をしている扶養に入っている方、必見です。
知らなかったのは私だけかもしれないけど・・・
毎年確定申告時期になると証券会社のHPに、専業主婦が確定申告すると世帯主に影響がでる場合があるみたいなことが書いてあり、主人の税金が上がったらいやだなと思い、毎年戻ってくるんじゃ?と思いながらも約20%の税金を払い続けていました。
株式等の譲渡益や配当等の確定申告により、配偶者の所得にかかる配偶者控除や国民健康保険料等に影響する場合があります。
確定申告、その他税金に関するご質問等につきましては、税理士等の専門家か最寄りの税務署にお問い合わせください。
楽天証券HPより
税理士の知り合いもいないし、税務署に聞いても、専門用語で色々言われてもわからないよな~と尻込みしていました。
確定申告はコロナ禍で外出自粛もあり、ネットで行いました。
初めてやった2020年はICカードリーダーがないから郵便で送りました。
A4封筒と切手を用意。
お給料の所得税は、派遣会社から届いた「源泉徴収票」をもとにデータ入力します。
2023年は写真を撮ると自動入力されました!
この調子で証券会社が出してくれる「特定口座年間取引報告書」をもとに配当所得と譲渡所得を入力します。
まずは、配当所得の課税方法を選べと??
総合課税と申告分離課税のどちらかを自分で選びます。
二つの違いは、
1、総合課税・・・配当控除あり
給与所得などと合算して税率が決まり、課税される
税率 7.2%~49.44%
2、申告分離課税・・・配当控除なし
上場株式等の譲渡損失と配当等の間で損益を相殺することで天引きされた税金が戻る
税率 20.315%
昨年一年で株で利確した分はプラス、さらにNISA口座以外で配当金ももらったので、総合課税を選びました。
税率7.2%~って書かれてるのが気になりますが
次にひっかかったのは、①譲渡の対価の額(収入金額)の欄
100万円を超えていたのでどうかと思いましたが、これはあくまで収入。
③差引金額が所得なので、ここの数字が重要になります。
証券会社が注意する配偶者控除に影響する部分です。
配偶者控除が適応になり、さらに住民税も戻るためには、所得が基礎控除額である43万円未満である必要があります。
配当金も利益も収入ではなく所得になります。
2020年度分より、給与所等控除が10万円減額、基礎控除が10万円増額となりました。
給与収入には55万円の控除があり、配当金には配当控除(10%)があるため、
年間受取配当金額(※)×0.9+上の③の譲渡所得等の金額+(給与収入ー55万円)<43万円
であれば、扶養のまま影響なく、徴収された税金を全額還付してもらえると思います!
(※)配当金の税引き前の収入金額です
社会保険控除や生命保険控除を申告するとその分上限があがります。
住民税は自分で納付&申告することにすることで徴収された所得税&住民税がまるまる確定申告することで戻ってきました!
要は、普通のパートさんと同じ考え方で扶養の範囲を超えなければ、世帯主の扶養のまま。申告しても変わらないということのようです。
源泉徴収あり口座で取引されていて、所得が43万円を超える場合は申告すると、住民税支払いの対象となり、6月に納付書が届きます!
所得が48万円を超える場合は、配偶者控除の対象外になります!
すでに税金を払っているので、43万円を超える場合は申告しない方がいいです。
もちろんこれは徴収された税金が戻る話なので、NISA口座や源泉徴収なし口座で取引されている方は、そもそも税金を徴収されていませんのでお間違いなく。
質問項目に沿って入力していくだけで、自動的に計算され、住民税も無事戻ってきました。ただ、住民税は6月に入ってからで、区役所から還付口座を記入する書面が届きました。
2020年より貸株デビューした貸株の金利分は年間損益計算書には記載されていませんが、基本的には雑所得として申告するべきもののようです。
控除などはなく、まるまる所得になります。
貸株金利をたくさんもらっている方は注意が必要です。
他の申告していない所得と合わせて20万円以下の場合は、申告不要です。
2021年度分確定申告からは
マイナンバーカードを作ったので、マイナポータルから提出方法を
・e-TAX(マイナンバーカード方式)
にすることで全てネットで完結しました。
書類を郵送する必要はありません。
2022年度分からはさらに進化して色々連携できるサイトが増えてきました。
証明書のデータは「連携する」にしましたが、楽天証券がマイナポータルと連携できないため、連携できるSBI証券もついでに全て手入力しました。
今年もパート代+譲渡益+配当で100万円以内なので、配当所得は総合課税で無事申告完了しました。
まとめ
ずっと気になっていた専業主婦の株取引の確定申告。実際やってみると詳細がわかり、きちんと戻ってきました。同じように世帯主の扶養に入っていて、基本は申告不要の源泉徴収ありの特定口座で利益+配当金から税金を支払っている方の参考になればと思います。
税制など今後変更がある場合など、これとは異なる場合もあります。
あくまで体験談として読んでくださいね。